３年前
春
たった10個の英単語
たった３つの英文
覚えないと点数がとれないということすらわかっておらず…
いや、どこかでわかっていても面倒くさがってやっておらず…
懇々と教え込んだ。
そのほかにも
座り方、話の聞き方…
時には厳しく指導した。
できるまで向き合わせた。
少しずつ成長した。
挨拶が格段によくなった。
部活動にも精一杯。
夏の努力を積み重ね、
秋、冬、徐々に成果があらわれ始めた。
コロナ禍
自分の頑張りには制限を設けず、
最後までやり抜いた。
そして、大逆転勝利、
第一志望校合格。
粘り勝ちでもぎ取った。
３年後
凛とした顔つきになった彼らと再会。
名前を言われるまで気づかないほどたくましくなっていた。
「警察官になりたいです。」
「面接の練習をお願いします。」
３年前の姿と重ね合わせながら
夜遅くまで猛特訓した。
高倍率の狭き門
見事に突破した。
しかも人物評価(面接)では最高得点、
総合でも17位と上位での合格。
再び努力を実らせた。
友達が頑張っているから自分も頑張る。
高校入試のときにあれだけ頑張ったから、
大学入試、就職試験のときも、その後もずっと
「あのときのように」と思い出して、
踏ん張って、頑張ることができる。
空間と時間
努力は連鎖するものだと
再認識させてくれた。
健司、悠太
立派な警察官になってください。
きみたちなら
志望動機で言っていたとおり
すばらしい警察官になれると確信しています。
応援しています。
ありがとう。
