子どもたちや保護者の方々から
よくある質問にお答えします。
「倍率によって難易度は変わるんですか?」
結論から申しますと、
「はい、変わります」
(同じ高校での比較であれば)
「倍率が高いと合格しにくく、
倍率が低いと合格しやすい」
です。
(1)そもそも倍率とは?
「□人のうち、1人合格する」
↑□に倍率が入ります。
例えば、平成31年度の公立高校入試でいうと、
「香椎高校なら、2.03人のうち、1人合格する」
「新宮高校なら、1.52人のうち、1人合格する」
ということです。
(2)倍率を知ることって必要?
合否の可能性を判断する材料の一つとして
必要といえます。
自分と同じ高校を受験する母集団(受験生全体)の中で、
自分のおよその立ち位置と倍率との両方を考慮に入れて、
どのくらい合格の可能性があるかを判断することができます。
自分のおよその立ち位置については、
毎月実施している模試などで
はかることができます。
(3)倍率とどう向き合う?
仮に定員が100人の高校を受験するとします。
①倍率が1.1倍の場合
110人の受験生のうち、
100人が合格、10人が不合格となります。
したがって、自分が母集団の下位に位置していても、
合格する可能性はあります。
②倍率が2倍の場合
200人の受験生のうち、
100人が合格、100人が不合格となります。
したがって、自分が母集団の上位に位置していないと、合格は難しい
といえます。
福岡県第4学区の公立高校は、
例年、倍率が高い激戦区ですので、
ボーダーライン(合格最低ライン)付近には、
受験生がひしめき合うこと必至です。
つまり、倍率が高いとライバルが多くなるので、
合格の難易度は上がるということです。
しかし、
倍率が高かろうと、合格する人は合格します。
倍率が低かろうと、不合格になる人もいます。
では、
どうやって合格を勝ちとるのか?
倍率はふたを開けてみないとわかりません。
倍率が発表されたときに
たじろぐことがないように
倍率をはね返すくらい
己を高めておくこと
普段から解答の精度を上げておくこと
が肝要といえます。
頑張れ!受験生!